本の記録。

『優しい地獄』イリナ・グレゴリ/亜紀書房

【生き物としての本 上】より

 桜が枯れた冬、木を薪にして暖炉にくべた。木の声が聞こえた。歌っていると思った。私が子供の時に歌っていたのと同じ歌。そして匂いが家に広がった。その時にわかった、この世の中の生き物は終わりがあるけれど、最期にはその命が持っている本質が表れる、と。

 

『わたしを空腹にしないほうがいい』改訂版 くどうれいん/BOOKNERD

 

昨日に引き続き紫砂茶壺の本も。